プロローグ
「一体自分は何なのか?」、「生きている価値があるのかないのか?」、「世の中には真実は無いのか?」
その時は、ただ苦しくて、苦しくて、どうしたらよいかわからないと想いながらも、同じ毎日をただ繰り返すことしか出来なくて、その上に生きている事自体が苦しいだけだと、思いこんでいる時期がありました。
多分、私は27~28歳ぐらいで、企画営業の仕事をしていた時だと思います。
私はその当時、広告業界に身を置き、「ステップアップ」と言っては転職を繰り返していました。
幼少の頃、落ちこぼれ街道をまっすぐ進んでていた自分が少しずつ自分の人生を変えて、自分の描いている理想の自分に人生を変える事が少しずつ出来るようになってきた時代です。
この頃は、やりがいのある仕事を見つけ、それによって収入が上がることが私の望みだったように思います。
しかし、環境が変わっても、小さな頃、自分が思い描いていたなりたい自分に近付けるようになったその時代でも、苦しくて、苦しくて、どうしたらよいかわからないと想っていた幼少のころと何も変わっていない「不幸感」を感じていました。
なりたい自分に変わっていく喜びよりも、幼少の時の「不幸感」にプラスして更に仕事の大変さが加わって、余計に苦しさにあえいでいた時期だったのでしょう。
そんなある日、いつものように渋谷にある本屋さんに入り、自分を変えて行く自己啓発コーナーをうろうろして、自分に合っていると思われる本を探していました。
このような事は初めてではなく、片っぱしから本(自己啓発系)を買い求め、通勤時間や営業の合間にたくさんの本を読んでいました。
しかし、なかなかこれといった本がなく、私は冒頭のイライラを感じていました。
「たくさんの本を読んで実践してみたつもりだ」⇒「でも、自分は変わったのか?、変わってないのか?」⇒「どちらにしても、何故自分はこの“不幸感”を抱えている?」⇒「やはり、まだ自分は不幸なのか?」⇒「どこかにこの苦しさを変えていける本は無いか?」⇒「新しい本を買ってみよう」⇒最初に戻る・・・・・
いつもの、一通りのどうどうめぐりの思考を巡らした後に絶望感に打ちひしがれた私は、
「世の中に売られている本の中に‘真実’を書いている本は無い、俺は‘真実’を知りたい!‘真実’を知らないから俺は不幸なんだ!そうだ、神様‘真実’を教えてください。私に‘真実’を教えてください。私に教えてくれるのであれば、もったいぶらずに‘真実’を書いた本を世の中に出して、みんなを私と同じように悩んでいる人に教えてあげます!だから、お願いです、私に‘真実’を教えてください!!!」
と、心の中で叫びまくっていました。
お店の中で声に出して喚かなかったことが、幸いですが、感極まり、泣きながらその渋谷のお店を出て行った事を今でも覚えています。
いま、時がたち、実際にマスター(高次の存在)より、この世の中に流れている‘真実’を教えていただいた現在の私からみると、この時に書店で売られていた本の中にも、本当の‘真実’について書かれていたものはたくさんあります。
しかし、時代的な背景やスピリチュアリティの概念がまだないその時代では、表現が難しかったり、禅問答のような哲学的な表現が多く、その頃の私にはとても、とても理解できないシロモノだったように思います。
そして、いまはその頃の願いが叶い、‘真実’を神様=マスターから教えていただいて、私達のカウンセリングに応用する事で、たくさんの人に“幸せ”を知っていただくことが出来るようになりました。
この場を借りまして、その時の自分の想いを聞いてくださった、神様=マスターにお礼を申し上げます。
そして、このコラムをご覧のみなさまには、「諦めないで、自分を信じる」ことは必ず実を結ぶことをこのエピソードから感じて下さると幸いです。

